なんにもわかっちゃない

キスマイとセクゾとつんくとハロプロ

「DEAR.」楽曲レビュー

すっごい今更ですが、Hey! Say! JUMPの5thアルバム「DEAR.」の楽曲レビューを残しておこうと思います。
前回のおもちゃ箱ひっくり返したようなカラフルなアルバムとは違った、しっとり聴かせる曲やこじゃれた曲が多めのアルバムに仕上がっているんじゃないかなと感じました。(少し背伸びした…というところまで打ってもうみんな成人しているな背伸びじゃないな…と我に返った。Hey! Say! JUMPの年の取らなさすごくない?)どれも良質な楽曲揃いだなという感想を抱いているのですが、そろそろ手探り状態満載だったからこそ生まれた「OVER」「「ありがとう」 ~世界のどこにいても~」*1あたりの路線の楽曲も聴きたくなるというのが正直な感想ではありますが…。
楽曲のこじゃれ感で楽曲派女性アイドルの曲聴いてるような錯覚も覚えつつ。

こういう感じの。

あと真剣SUNSHINEでドットビキニの動画を貼りたいとずっと思っていたのにアルバムの曲名に真剣SUNSHINEの名前はなかった。よくよく考えたら(考えなくとも)ジャケ出た時点であっ今回の世界観と「俺が守るよCha Cha Cha」は毛色がちゃうよな…。でもドットビキニ聴いてほしいのでドットビキニの動画貼ります。

どうしてもサンバ!こぶしジャネイロ→真剣SUNSHINE→ドットビキニのメドレーが聴きたい。(ここでアルバムレビューの目的の半分を消化)

のっけから動画貼りまくってすみません。(そして毎度前置きが長い)以下楽曲レビューです。じゃんぷ担じゃない奴が好き勝手書いたレビューということを考慮していただけると助かります。


1.Invitation (Instrumental)
仮面舞踏会が開催されている館に足を踏み入れたかと思うと、すっごくスムーズにMasqueradeに移行してびっくりする。導入にぴったりなイントロ。

2.Masquerade
豪華なジャズチューン。仮面舞踏会の会場で思い思いにおしゃれして踊り狂う人々の様子が脳裏に浮かびます。まあブラスが入っている時点で私好きだよね…という感じ。シャララと言えばキスマイの新曲でも相当シャララシャララ言ってますが同じシャララでも全然違う(小学生のような感想)。何が言いたいかというとキスマイにも打ち込みじゃなくてブラスやホーンセクションの曲ほしい。(他グループの楽曲羨ましがる芸そろそろやめたい)

3.RUN de Boo!
はい9人の歌声が天才楽曲きました。私はじゃんぷの9通りの声色ファンなので、こうやって声が生かされて9人が次々歌い継ぐ曲を聴くと無条件にテンションがあがります。なんでこんなに天才なんだ…生まれ変わったらじゃんぷの歌割考える人になりたい。ロカビリーベースなのかな。9人の声とともに、楽曲も目まぐるしくくるくる変化するのが楽しい。有岡くんの声が特にロカビリー調の曲にぴったりだなあ…天才だな…。

4.ドリームマスター
「節操のない君が世相を切るのかって」という歌詞が頭にこびりついてはなれない曲。ここばっかり入ってくるから結局どういう文脈の言葉なのか全然汲み取れなくてわらう。どんだけ強いフレーズなんだ。知念くんいのちゃんの「ダーメ♡」「ほーら♡」の合いの手が効いていてそうそう、これこれ!これを求めているんだじゃんぷにはと思わされる。

5.B.A.B.Y.
これめっっっっっっっちゃ似てる曲どこかで聴いたことあるぞ…と思うんだけど思い出せなくてすごくもやもやしている。好きか嫌いかでいうとまあめちゃくちゃ好きな曲なんだけど似ている曲が気になりすぎてそれどころじゃなくなってしまう。気になって「B.A.B.Y. Hey! Say! JUMP 似てる」とかで検索かけているけど検索スキル低すぎてまあひっかからないよね。何人かが挙げているCOMPLEXの「Be My Baby」も似ているんだけど他にも絶対あるんだよ……。思い当たる曲がある人は是非教えてください。

6.キミアトラクション
B.A.B.Y.からの落差すごいな。この曲間奏でみんなジェットコースターに乗り出すのめっちゃおもしろい。そしてその間奏がまた長くておもしろい(パフォーマンスではダンスが挿入される部分であるんだけど)あと君はナンバーワン、9人が9人とも個性出しているのが微笑ましいんだけど9人分続くと割と時間さかなきゃならなくてそれもおもしろい。モーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト」の多少尺とっても16回「Do it」というマインドを思い出す。

7.Special Love
この曲とかが女性アイドルぽさを感じさせる要因なのかな〜?イントロとか合いの手とか。後ろでチャカポコなっててノリのよい曲は基本すきなのでこれも例に漏れず好きな曲。なんかさっきからこの曲好きとかいう薄っぺらい感想ばっか述べているなと思うけどまあいつもそうだった。これライブではおたくたちが\すぺっしゃーっらーぶ!/て言うのかな、楽しそうだな。コール入れながら狭い箱でもみくちゃになりたい…Hey! Say! JUMPにナルチカ*2やってほしすぎる(ただでさえチケットが取れなくなっている中無理難題をいう)

8.Dear.
アルバムのタイトルにもなっている曲。正直Hey! Say! JUMPに関してはグループのストーリーとか文脈を知らなさすぎて、どうやって聴いたらいいのかが若干掴めていない…。ライブ終盤に歌う感じの曲なのかな。ここもまた前の曲との落差がすごい。

9.Eternal
さっきライブ終盤に歌う感じの曲かなって思ったらこれもそうだった。直球のバラードが2曲続くのって珍しいなあと感じた。どちらかというとこっちの曲の方が好みかな?「Dear プリンセス」と真っすぐに歌われるとなんだかくすぐったくなってしまう。(プリンスにも歌ってほしい)この「Daer プリンセス」がDear.とかかっているみたいなあれなのかな。あとEternalって言葉をみると赤西くんのこと思い出すな。

10.SUPERMAN
ここはエイベックスかなと思うようなバリバリEDM曲。ライブでは激しいダンスが付くのかな?かっこいい曲なんだけどじゃんぷらしい優等生な上品さが加味されて、キスマイのEDMとはまた違った印象を受けるのが面白いなあと感じます。

11.order
有岡くんの「ぶぎのーんぶぎぶぎのーん」に癒され、デデーン!の大きさにおののく楽曲。有岡くんの声って特徴的なのにどんな楽曲にもすっと染まってすごいなあ。そりゃ歌割も多くなるよね。*3きっとめっちゃファンクな曲も似合うと思うので、いのあり薮くんあたりフィーチャーしたファンク曲が聴いてみたい(すでにあったら教えてください)

12.Tasty U
アイドルのラテン歌謡曲聴いたら「涙の色」を思い出す病気を患っている。
あと3:00くらいに「愛よ、僕を導いていけ」が顔を出すよね。


13.スローモーション
はいこれ!これめっちゃすき。速いBPMの曲なのに、スローモーションってタイトルがぴったりとはまる。現実と向き合う中で今までの色々な楽しく煌めいていた思い出が走馬灯のようにフラッシュバックしているような。すごく高速にすぎさっていくのに、まるで時がとまったかのような錯覚を起こすあの感じがもう曲とタイトルで過不足なく表現されていてぐっとなる。キラキラした思い出が駆け抜ける曲なのに、それは思い出だからこそキラキラ輝いていて、その思い出からほのかに別れを感じて切なくなってしまう。そのキラキラと切なさのバランスも絶妙。浜辺に大きなスクリーン設置してその前にメンバー立たせて、スクリーンにコマ撮りの映像をパパパパと映写して2:52くらいのタメてタメてタメてからの音がなくなる瞬間に強風を吹かせてメンバーの髪を揺らしてほしい。なんならいのちゃんのそういうイメージビデオがみたい。思い出がバババッと過ぎ去っていくのがなんだかその思い出との別れをも彷彿とさせてキラキラした曲なのに切なくなってしまう。(好きなやつ)ライブ演出だったらメンバー一人をメンステに立たせてサビに入る瞬間に全員ばっと登場させてほしい。2:40からの音のタメと2:52の音がなくなる瞬間と3:09のブレス音が本当に好き。この抜け感の表現最高すぎないですか。そう何を隠そうこの曲のレビューが書きたかったんだ私は。キスマイのWANTEDといい、今年の夏はイワツボコーダイ楽曲にすごく心を奪われている。

14.愛のシュビドゥバ
こじゃれたスウィングジャズ。この曲もすごく好き。なんならスローモーションの次くらいに好きな曲。こんなに女性アイドル、または女性ボーカルで歌うとしっくりくる楽曲を自分たちの歌にできる20代男性のアイドルグループすごくない?この曲ひっさげてTIF参加出来るでしょ…。

15.KISS Diary
タイトルにKISSとか入ってくるとキスマイか?と思ってしまう病気も患っている。いのちゃんの「ハッピーエンドの映画を観たって ココロが晴れないそんな日」パートがすきだな。いのちゃんがバラード歌うと声の輪郭くっきり印象的になってしっとり聴かせるのとはまた違った味わいになるなあと思う。

16.Brand New World
ともすればまとまりがあまりないアルバムを多少強引にまとめあげる一曲だなあと思う。はじめの仮面舞踏会の少しあやしげな雰囲気はどこへやら楽しく壮大な大団円。いつのまにか夜が明けていた。

17.From.
Masquerade、Brand New Worldのちょっと非日常なムードから一転、地に足をつけたような楽曲。今があるから明日へと続いていく。あっこれDear.と対になるような曲なのか、Dear.がおたくたちへ向けた曲であるならこの曲はぼくたちからといった感じか。君と同じ時代に生まれてきた僕らはツイてるという歌詞を、昨年今年にかけて大躍進を遂げているグループが歌うのはなんだか感慨深いものがありますね。

こうやって感想書き連ねると、自分がどの楽曲が好きなのかっていうのがわかりやすいな。とりあえずバラードの聴き方がわかっていないというのも分かった。基本ノリのよい楽曲が好きです。

このレビューを書くにあたっていくつかDEAR.のレビューを読んでいたんですが、アルバムの構成やコンサートの演出も山田くんが考えている?んですね??
27時間テレビでキスマイと絡んだときに、バラエティでの切り込み隊長的な役割や、ともすればヒールともとれるような発言をするのも山田くんなんだ…と思ったばっかりだったので、びっくりしました。山田くんが絶対的なエース!みたいな今までのじゃんぷの積み重ねがあるからのことなのでしょうか。
Hey! Say! JUMPのバラエティ番組をあまり見た事がなかったので、めざましテレビでいのたま絡みしたときの印象やヒルナンデスの有岡くんのレポ姿をみて、急に怒濤の推しがきたにもかかわらずしっかりこなしているなあとおぼろげに感じていたので、27時間テレビでのポンコツな姿をみて印象が違ったと少し驚きました。(めざましに関しては実際お玉ちゃんのがふわふわしてたし)Hey! Say! JUMPのファンが保護者会みたいな感じで言われている所以がちょっと分かったような。イケメン9人が少し足りない部分を埋めようとがんばる姿みたいなところがじゃんぷのキモなのかもしれないですね。以前、キスマイじゃんぷ担狩れるんじゃない?とかお花畑なこと思っていたけど、そもそもジャンルが違いすぎてじゃんぷがキスマイ担を狩るのもキスマイがじゃんぷ担を狩るのもまああまりないだろうな、となんとなく感じました。
キスブサでのゆうとりんの「残念イケメン」キャラがとてつもなくツボなんですけど、普段もあんな感じなんでしょうか。あの路線、極めてほしい。色々あったけど、同年代より年上を落とすような子であってほしい。あといのちゃんがちょっと変わった子ということがなんとなくわかりました。(シャワーのテーマではなんか肌みせNGとか色々大人の事情もあるのかな?とも感じましたが)年上彼女に飼われるヒモみたいな役とか感情のない冷酷な少年(26歳だけど)役とかでみてみたいです。なんかガンダムの偉い人に飼われている狙撃だけが異常に優秀みたいなそんな感じの。(伝わらない)「そして、誰もいなくなった」を観るべきだったのかもしれないなというのは薄々感じています。27時間テレビのじゃんぷに関する感想を書く場がなかなかなさそうなのでここでちょっと余談的にいれてしまってすみません。
(追記)書くの忘れていたけどこれ言いたかったんだ…キスブサの生キスシチュの高木くんがハロプロの曲にでてくるちょっと悪そうな見た目だけど家族大事にするいい奴な憧れの人そのものでわらってしまった。そうだよね、娘さんの誕生日の時間をくださいってちゃんと母親に了承得とかないとね!

そしていつもながらめちゃくちゃ長くなってしまったけど、もしここまで読んでくださった方がいたらありがとうございます!

*1:「ありがとう」 ~世界のどこにいても~はハロオタなら好きでしょ?と勝手に決めつけている

*2:ハロプロのキャパ200,300のライブハウスをまわるツアーの総称

*3:多いと感じているけど歌割の数を数えた訳ではないので私の主観でしかない