なんにもわかっちゃない

キスマイとセクゾとつんくとハロプロ

Kis-My-Ft2「MUSIC COLOSSEUM」レビューとプロデュース予想

お題「Kis-My-Ft2「MUSIC COLOSSEUM」レビュー」(お題お借りしました!)

 毎度お久しぶりです。できれば発売週に書きたかった新アルバム「MUSIC COLOSSEUM」のレビュー(というなのただの感想)です。正直前作「I SCREAM」が良盤すぎて、これにまさるアルバムなんてそうそう生まれないぞ?と思っていたわけですが、また新たな名盤を生み出してくれました。しかも今回はメンバー7人がプロデュースした楽曲が盛り込まれているということで、メンバー自身が「Kis-My-Ft2」を作り上げている感が強く感じられるのがポイント。前作はEDMの色が濃かった気がしますが、今作はそれにロック要素が加わった「攻め」のアルバムになっているように感じました。メンバープロデュースということもあってか、コンサートでどういう演出してくるんだろう?こんな演出だったらいいな。なんて想像を膨らませられるのも楽しいですね。文字通り音を楽しむ「音楽」が詰まった、そんなアルバムだと思います。*1例のごとく各曲についての感想も長いので前置きはこのあたりにしておきます。あと正直全然予想が当たる気しないですが、せっかくなのでプロデュース予想もしてみます。

 

 01. Overture~Music Colosseum~
Overtureはインストの曲だとばかり思っていたからがっつり歌入ってきてびっくりした。はじめアマゾンの奥地から始まって藤北の声から入るので&sayの世界観が引き継がれ、そこからまた新たなストーリーが始まる感じがして軽率にテンションがあがる。ベースの音がすごく印象的で、キスマイはEDMやダンスミュージックのイメージがどうしても強いんだけど、そこへロックの強さというか、違うジャンルの融合を予感させるような仕上がり。藤北のツインボーカルというのがキスマイの強みのひとつであると思っているのだけど、このアルバムは「7人」の歌っていうのがすごく強調されていると感じていて。まさにその象徴というか、歌える藤北→歌える7人みたいにパワーアップしているのが嬉しいです。*2


02. EXPLODE
Overtureからのつなぎがすごく気持ちいい。バキバキの電子音と大地を踏みしめるような打ち込みに歌謡曲のようなメロが重なる。藤北はこてっこての歌謡曲が似合うよな。*3「決められたマニュアルなんてぶち壊して 次の時代を創るのさ」「覚悟にリミットなんてないから」とこれだけ純度高く、まっすぐに歌えるのがキスマイの強みだよなあ…と改めて。「誰もが進むレールを行く必要はないから そう」とバックの音が少なくなるDメロで真っ先に玉森くんソロから歌い継がれるの、嬉しすぎるでしょ…1曲目に続き何回嬉しがるんだ私は。


03. VersuS
ありがとうキスマイフットツー。ありがとうイワツボコーダイ。ありがとうErik Lidbom、HIKIE。そしてありがとうKOMU。兄組が和テイストで四字熟語を並べた歌詞、弟組が洋テイストで英語を取り入れた歌詞。それが交互に入り交じりつつも1曲にまとまっていて聴いていてすごく楽しい。「雌雄を決する運命の瞬間」の横尾さんのギリギリの歌い方がすごく好き。「互いの身命*4を賭し」を他でもない藤北に歌わせるの強すぎでは…。歌割考えた人天才では……。言葉遊びが秀逸すぎでは……。あと藤「相手に不足なし いざ勝負」玉「お前もな さあ Bring it on!」って兄組と弟組の象徴でもある玉ヶ谷に歌わせるのもずるいよな。(歌割考えた人天才ではを何度も何度も頭の中で繰り返している)最初から最後まで飽きさせないアトラクションのような構成。コンサートで最高の演出になるだろうと容易く想像できる無敵の楽曲。
■プロデュース予想:玉森裕太
One Kiss、Overtureと迷っていたのですがこちらで。結構こういう言葉遊びとか好きそう。


04. いいね!
この曲めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃいいね!(お約束)まずサンバなイントロでテンションがあがる。「Every Body Like It! x6 いいね! Ah めちゃ x6 いいね!」というサビのキャッチーさがくせになる。*5高嗣が「へい!うーはー!」「へいうーはははァ〜!」ってドンキーコング*6みたいになるところがはちゃめちゃに好き。藤→北→二→玉と歌い継がれるラップが最高。なんなら玉森くんの「勝負だ! DJミュージック かーもっ!(歌い方が超絶可愛い)」でご飯食べれる。*7なにより、MUSIC COLOSSEUMというタイトルの「攻め」や「闘い」をテーマのアルバムの中で「学生さんも OLさんも 頑張った自分を褒め称えろ」「主婦の皆様 サラリーマンたちも 頑張った自分を 褒め称えろ」と歌っているのが最高。なんとも普通な日常を過ごしている自分もCOLOSSEUMの土俵に上がっていいんだ!って思えてきて勝手に背中めちゃめちゃ押されてる。なんなら毎回聴くたびに泣けてくる。通勤時に聴いたらほんと元気出るんだよ…正しすぎる応援ソング。
■プロデュース予想:二階堂高嗣
二「しぇけしぇけばーでぃ ちぇけちぇけらっちょ ぷちょへんざして踊ろう」フロントから始まる歌割や、それでいて「いいね〜♪」のおいしいところを千賀くんに割り振ってるところとかもニカちゃんぽい。


05. レッツゴー!!
いいね!→レッツゴー!!の流れがすごく好き。(なぜならどっちも好きな曲だから)みんなレゴの日本語主題歌っていうことを意識しまくった「かわいい」歌声で歌ってるの最高にかわいくない?(かわいいね!)*8北「えーびばーでー!」かわいくない????「レッツゴー!」のアクセントが「レ」と「ゴ」に置かれているの粋すぎない??もういいね!からずっと背中押されまくって背中が痛い。(ありがたい)まあ組曲を見た後ではもうその印象がフラッシュバックしてきすぎるんだけど。*9なにはなくともDメロの「迷い路 立ちすくむ こんな僕も 全てをかけて 守りたいと 思えることがある」が優勝すぎる。*10この玉森くんのパートを映画館で聴きたいがために映画館に行ったよね*11そして玉森くんの英語が小学6年生って感じでかわいすぎる。*12


06. SEVEN WISHES
明るい曲調が続くけど、いいね!、レッツゴー!!、SEVEN WISHESとも歌声が少しずつ違って聴こえるのがよい。ずっとユニゾンが続くこの曲、誰と合わせても、もちろん7人で歌っても歌声が綺麗に合わさって聴こえるところにキスマイの真面目さをみる。
http://mytmtmt317.hatenablog.com/entry/2017/03/05/081119


067 優しい雨
北山パイセンの国民的元カレソング。「君がくれたこの靴は あの日よりも汚れてる」「なんで僕たちは過去なの?」ここの言葉の使い方が特に好き。割とありきたりな言葉を並べているのだけど、その組み合わせ方と北山くんの切ない歌唱が唯一無二の「北山ワールド」を作り出す。いつかつんく♂の後を継いでハロプロに楽曲提供しような。*13優しい雨」というタイトルは涙の浮かぶ目元を隠すように降り注ぐ雨なのかな~と受け取りました。


08. One Kiss
今トレンドなトロピカルハウスを取り入れた圧倒的おしゃれ楽曲。*14お酒飲みたくなっちゃう。ジャンルは違いますが、前アルバムのflamingoの世界観を引き継いだような曲。歌い出しの玉森くんがまた聴いたことない歌声で歌ってるー!好きー!!大人な楽曲もさらりと歌いこなしちゃうキスマイたちにしびれるしか。割と横尾さんのパートに胸を掴まれることが多いのだけれど、この曲の「に〜がさないよ」ってパート*15もまた切なくてすごくいいなあ〜。「たんたたたたん!たんたんたんたんたん!」っていう打ち込み*16が最高。「お!いえい!うお!おおー!おお!」って入る玉森くんのフェイクが超スパイスになっているよ…大きな声で歌えるようになったね。短めの楽曲なのでえっもう終わっちゃうの?っていう名残惜しさを感じるところまで完璧に計算しつくされた曲。余韻の残し方が良すぎるでしょ。もっと聴いていたい〜。
■プロデュース予想:千賀健永
割と千賀くんと好きな曲がかぶるので。


09. Sha la la☆Summer Time
One Kissの余韻からのSha la la☆Summer Time心地いい。しゃららはなんかもう楽曲自体というか、聴いていると発売当時に感じた感情が渦巻いてきて胸がいっぱいになってしまう。私もまたストーリーを重視してしまうおたくなんだなと実感。
http://mytmtmt317.hatenablog.com/entry/2016/08/28/101150


10. Camellia
楽曲、メロディーもさることながら、歌詞がもう玉森くんにぴったりすぎてびっくりする。何度聴いても何度でも泣けてきてしまう。「ずっと歩くコトをやめるな 傷つくコトやめるな 笑顔は涙の先にある/誰がなんて言おうと キミはキミじゃないか/きっと弱いトコ隠しながら 孤独を隠しながら 無理して笑っていたんだろう?/泣いたっていいんだよ キミはキミだから さぁ胸を張れ」この部分を聴いていると追いかけてもきていなかったギリギリのなか必死にもがいてがんばっていて、けれどそんなそぶりを見せまいともがいていた玉森くんの姿が浮かんでくるから……。*17そして今はそんな言葉を投げかける側に立っている玉森くんっていう構図にも涙する。なによりもタイトルとして使われている花が「椿」なのがいい。玉森くんのしなやかな、派手ではないけれど芯がしっかりしていて凛とした強さがタイトルにもこれでもかと表現されている。タンポポの「たんぽぽ」という曲で「どこにだって ある花だけど/風が吹いても負けないのよ/どこにだって咲く花みたく/強い雨が降っても 大丈夫/ちょっぴり「弱き」だって/あるかもしれないけど /たんぽぽのように光れ」という歌詞を玉森くんに歌ってほしいという欲望をかかえて生きてきたのですが、この曲でその欲望が昇華された気がします。歌詞のことばっかり言っちゃいましたが、やさしいギターサウンドにまっすぐあたたかい玉森くんの歌声が重なるのが素敵ですよね。高音の少しきつそうな歌声や、息継ぎまで作品にマッチしていて何度も噛み締めながら聴き続けたい楽曲です。


11. Baby Love
はいきたイワツボコーダイ最高楽曲。視聴の段階から楽しみにしていた曲。アイドルファンク好きとして毎度毎度キスマイにもファンクくれよと思っているのですが、ここにきて、きてくれた!けどファンク全開!ってわけでもないんだよな。打ち込み音とミックスされたエイベックスファンク的な??ポジティブ失恋ソングをさらっと歌いこなしちゃうキスマイ〜!!「人生 Story 次のチャプターへ Go」「落ち着くにはまだ早いぜ 楽しまないと損さ」「楽しもうよ 運命 みんな それぞれ乗り越えて来てんだ」「最短で Goal じゃなくてもいいじゃん!」ファンキーな曲調ともに、随所随所に散りばめられる前向きな歌詞で元気になれる曲。


12. キスしちゃうぞ
誰もにこの曲プロデュースしたの宮田でしょ?と言わしめるこの曲。まず楽曲クレジットがアニソンで見かけるクレジットだもんな。楽曲のテイストもがっつりアニソンだもんな。宮田よかったね。「そっとつつむよ 背中からギュッ♥」「Chu♥で起こしちゃおうか」て歌詞を玉森くんに歌わせてくれるの宮田ありがとな…って感情うずまいてしまうからやばいよな。「キミのハートを頂きます!」の玉森くんの声すごくない?声優かよ??*18コンサートで清く正しいファンサ曲になるだろうことが想像できる。楽しみだな〜。
■プロデュース予想:宮田俊哉
もはや宮田という前提の上、感想を書いている。はじめのセリフが千賀くんなのも宮田っぽい。


13. Life is Beautiful~大切なあなたへ~
「作詞:藤ヶ谷太輔」ってクレジットが眩しすぎる。ピアノアレンジでシンプルな楽曲だからこそ、そこに決意や感謝みたいなのが読み取れるなあと。「本当弱くてごめんね 強がってばっかでごめんね」でキスブサでキング藤ヶ谷というキャラを貫き通す彼の姿が浮かんだ。クールにみえる(みせている)人だけど、まっすぐでピュアな部分もこれから色々出していけるといいねえとどこから目線な感想を抱いた。


14. 君のいる世界
個人的に冬のイメージが強い曲だけれど、曲順によってすんなり聴くことが出来るなあと。というか藤ヶ谷ソロと相まって結婚式感が強い。通常盤の楽曲が後ろにつくのではなく、途中に入ることからも感じるように、よく練られた曲順なんだろうなと思う。
http://mytmtmt317.hatenablog.com/entry/2017/03/05/081119


15. Bang! Bang! BURN!
視聴で抱いていたイメージと遠くはないんだけどうまく結びつかなかった楽曲。フルで聴くと印象変わるよね。コロコロ変わるメロディーがよりこの曲のキャッチーさを引き立てる。疾走感があってノリのよいサウンド、好きじゃない訳がない。懐メロのようなメロディーだけれどバックの音がえらいかっこいい。ギターかっこいい。外周ローラーで駆け抜けてファンサ振りまき回してもらいたい。私はその姿を双眼鏡でバードウォッチングする。*19
■プロデュース予想:藤ヶ谷太輔
全体のバランスをみたというコメントと、こういう楽曲意外と好きそうだなと思ったので。


16. r.a.c.e.
なるほどSTEVEN LEE。スタブロでもダンス曲とレビューがあったように、ガッツリ踊ってほしい。千賀くんの振り付け楽しみ。「駆け引きならこっちが上さと」の玉森くんのパートのバキバキの音に重なる砂糖菓子ボイスの尊さを感じる。ケロらせたニカちゃんの声セクシーだよなあ。歌詞にTonightが散りばめられているにちょっとほっこりしてしまった。(次がTonightなので)
■プロデュース予想:横尾渉
横尾さんはわからないな〜、この曲千賀くんかなあと思いつつ、ちょっと消去法。


17. Tonight
Bang! Bang! BURN!→r.a.c.e.→Tonightの流れ強い、強すぎる。あいも変わらず「狙うのは YOOOOUUUU!!!!!!!」でテンションが上がる。
http://mytmtmt317.hatenablog.com/entry/2017/03/05/081119


18. Dream on
様々な楽曲をまとめ上げるエモい、エモすぎるロックナンバー。野外で歌ってほしい〜!これ絶対コンサートで思い出になりすぎる曲じゃん??今から北山くんがめちゃくちゃかっこよくライト浴びてるところが浮かんでくるんだけど。Wow Wow のコーラスが女性なのが、北山くんはじめ7人が客席の歓声を受けより輝くとでも教えてくれているようで。キスマイと、ファンと、みんなで作り上げる曲というイメージがもうすでに強い。
■プロデュース予想:北山宏光
ライトを浴びたエモかっこいい北山くんが見たい。


はーこの感想書くのめちゃくちゃ時間かかってしまってわらっている。映像の方も色々言いたいことはあるのですが、力尽きてしまったのでまた機会があれば何かで小出しします。(このブログこういうのばっかり)
ちょっとだけ感想言っておくと、組曲は本編もメイキングも見たけど、いや、見たからこそ余計に訳わからんってなってる。訳わかんないけど、あの訳わからない何かを全力で取り組んでまとめあげてるキスマイたち変に真面目だなあと思う。おもしろい。
Kis-My-TVは二人三脚の宮玉の宮玉力強すぎて毎度ながら怯えているしNGワードの、宮「俺のこと大好きだろ?」玉「うん」宮「もっかい言って」玉「だからうんっつったじゃん」が宮玉通常運転すぎるし何よりまた宮玉近いね??なんで均等に座っているはずなのに玉ちゃんはいつのまにか宮田の方に寄っちゃうの?Tegiwaかな?*20
シリアル映像はわちゃわちゃと言われるとナチュラルにわちゃわちゃできないキスマイ(というかお玉と横尾さん)かわいいかよだし、メンバーから感謝されるとテンパって泣いちゃうニカちゃんかわいすぎて抱きしめたくなった。ニカちゃんどんどん甘やかされてくれ。

なにはともわれ、もういってる間にコンサートも始まりますね。このアルバムをひっさげた、毎回最高を更新していくキスマイたちが繰り広げる今年のコンサート、期待感しかありません!

*1:ちなみに、どちらかというとスルメアルバムかなと感じています。聴けば聴くほど味が出る

*2:でも藤北でがっつり歌ってる曲もまだまだ聴きたいよな!贅沢な悩み!

*3:娘のプラチナ曲が似合うシンメナンバーワン

*4:しんめい…シンメ…

*5:ところでサビでサンバホイッスルの幻聴みたいなのが聴こえてくるんだけど私がサンバホイッスル好きすぎて生成しているのか本当にサンバホイッスル的な音が入っているのかが知りたい

*6:ドンキーコングは私の中で超絶褒め言葉

*7:そのあとの千ちゃんのビブラード全開のいね〜〜〜〜いいね〜〜〜〜〜〜♪にニッコリする

*8:語彙力のなさを感じる感想

*9:椅子を使ったラインダンスかわいすぎるね…かわいいね

*10:Dメロの玉森パート担である自覚を持った

*11:清く正しいいいカモ

*12:終始偏差値3の感想を述べて終わる

*13:北山のちゃらさと優しさとつんくのそれを同一視している痛いおたくこと私。この歌詞の直接的でわかりやすい単語で聴き手に想像させる手法もとてもつんくみがある

*14:ハロプロでも取り入れてくれ

*15:書き出して見たらめっちゃ短かった

*16:多分トロピカルハウスの特徴的な音かな。音楽知識の乏しさ

*17:ときどき顔を出す新規コンプレックス

*18:宮田はキングオブエジプト観ましたか?報告をおまちしております

*19:ドームのスタンドおよびビスタ席しか体験したことのない自担ロックオンバードウォッチングおたく

*20:懐かしい番組名を持ってくる