なんにもわかっちゃない

キスマイとセクゾとつんくとハロプロ

「Welcome to Sexy Zone 」楽曲レビュー

Kis-My-Ft2のおたくになって約8ヶ月、ジャニーズを勉強するという名目で若手グループの曲を中心に聴いてきましたが、その中でも特に良質なJ-POPを提供してくれるグループという印象のSexy Zone。今回のアルバムも豪華な作詞作曲アレンジャー陣、EDMが蔓延るアイドル界において生音の楽曲が何曲も並ぶお金のかかったこれぞジャニーズの本丸!と言いたくなるようなアルバムに仕上がっています。欲しがりなおたくなのでこんな良質なポップスを歌うことができるセクゾが羨ましくてたまりません。(いや、キスマイもキスマイでいいところがたくさんあるしみんな違ってみんないいというか自担Gにつんく楽曲がきただけで奇跡だな。話がそれた)
初めて通して聴いた日から絶対いつかレビューを書くんだ!って思ってもはや3月に……。まさか先に黒崎くんの感想上げるなんて思いもしなかった。(黒崎くんは素晴らしいエンターテインメント映画です)
今までのアルバムのようにある意味抜きん出たトンチキ曲っていうものはないものの、通しで何度でも何度でも噛み締めて聴きたいアルバム。通しで聴くと暖炉の前のテーブルに様々な手のこんだ料理が並んでいて、それを5人が囲み、ドアを開け尋ねてきたファンに「ようこそ」と言ってくれているような、寒くて透き通った外から、あったかいSexy Zone Worldにスッと招き入れられるような、そんな印象を抱きます。やっぱり生音が多いとあったかい印象抱く…的なものがあるのだろうか。
全体の構成がめちゃくちゃすきなんですが、特にLove Confusion→Electric Shock→Last winter's night→Sweety Girl→Make my dayの流れが秀逸…いやちょっと完璧すぎませんかね。このアルバムの流れで聴くことでMake my dayがシングルのときとはまた違った味わいで聴く事ができます。(さらに黒崎くんではまた違ったMake my dayの魅力がすごい一粒で三度美味しい的な?)曲単体もさることながらアルバムとしてすごくすきなので楽曲レビューに入るまでにダラダラ感想を連ねてしまった。
以下、楽曲について書きたいと思います。

 1.Welcome to Sexy Zone (Introduction)
いきなりめちゃくちゃかっこいい……ジャニーズのアルバムの冒頭インスト曲ってツアーのイメージを決定付ける1つの要素だと思うんですが、もうこのインスト聴いたら素敵なコンサートになるんだろうなあ…って予感しかしない。まあ、コンサートチケットなんてものはもっていないのですが。もうこの時点で「Sexy Zoneはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」的なあれですね。(深刻な語彙不足)

2.24-7 ~僕らのストーリー~
からの今までのSexy Zoneの印象からは少し大人っぽいダンサブルなナンバー。
「失う事などDon't be afraid」とにかくここのマリウスの言葉の操り方が最高にすきです。ここだけ一生聴いていたいくらい耳に心地いい。

3.Celebration!
はい大好きなやつですファンクはどうあがいてもすきなんだ。
こういうラインのセクゾ曲がすきな方は是非Juice=Juiceを聴いてください。

あとハロプロ研修生のアルバムにもSay! Hello!というよいファンクチューンが入っているので是非是非聴いてください。(ハロプロの宣伝に必死)

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余談ですが、キスマイの曲で「へーい!」とかいう合いの手が入ってもキスマイだけで歌っていると自然と認識するんですが、セクゾ楽曲で「へーい!」とか「ほー!」て合いの手入るとセクゾが真ん中に立っていてその周りを脇役達がコーラス入れているって無意識的に認識させらる感じ(実際セクゾはコーラスのことが多いことも承知で)がこの2つのグループの「違って、いい」部分だなあと感じています。「自分たちだけで戦うキスマイ」と「周りを引き連れて真ん中で引っ張る存在のセクゾ」みたいな。何の話だ。

4.Cha-Cha-Cha チャンピオン
引き続き「周りを引き連れて真ん中で引っ張る存在のセクゾ」のテーマソングみたいな曲。サビがすっごくキャッチーで強い。一度聴いたらこの曲だってすぐ認識できるのはシングル曲の見本みたいなもんだよなあと思う。そんな楽曲ですが、アルバムの中に入っても自然と流れで聴けるのは、本当にアルバム全体の構成がよく練られているんだなあと感じられる要素のひとつ。個人的に岩里さんの作詞がだいすきなのでジャニーズでも作詞曲を聴けるのがすごく嬉しい。(セクゾ作詞曲は3曲?あるのかな?)同じポニキャのBuono!(今はレーベル変わっちゃったけど)にもよい詞を沢山提供しているので、是非聴いてください。(ハロプロの宣伝に以下略)アニソン聴いている人にはおなじみすぎますが、坂本真綾×岩里祐穂×菅野よう子曲には外れがないのでオススメです。

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5.Love Confusion
これぞ良質なポップス〜!!作詞松井五郎、作曲馬飼野康二、編曲船山基紀って豪華すぎないか……。船山さんはこのアルバムではカラフルEyesの編曲もしていますが、ほんっっとうにおしゃれに仕上げるのが上手いなあと唸るしかない。あと何万回もレビューされていると思いますが、「その唇をキラリとさせる 月にさえも嫉妬しちゃう」というフレーズがすごく印象的な一曲。背伸びした曲で大人っぽいんですがかわいいですよね。関係ないですが、船山さんが編曲する楽曲が2曲入った私の一生の推しメン堀江由衣ちゃんのキャラソンアルバムもとても製作陣が豪華なアルバムに仕上がっていますのでご興味がありましたら是非。(ダイレクトマーケティング)

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6.Electric Shock
プラスルマイナン楽曲ことふまけん曲。Love Confusionという昭和テイストの溢れる良質なポップスからの現代的な楽曲。これコンサートでパフォーマンスみた日にゃ軽率に「ふまけん!ふまけん!」と声高に叫ぶんだろうな!?というのが容易く想像できてしまう。がっちりと組まれたシンメの間に立つセンターという構図がめちゃくちゃすきなのでふまけんにはこれからも最高のシンメでいてほしい。

7.Last winter's night
セクゾの曲を沢山聴くようになったのは何を隠そう「佐藤勝利くん」の歌を聴きたいという部分が大きかったので、今回もこのソロ楽曲をとても楽しみにしていた。なにしろ新規すぎて、3人時代だとか、そしてその時代を乗り越えて5人で出すアルバムだとか、そういうバックグラウンドにあるストーリーというのはそこまで細かく分かっている訳ではない。けれど「エース担」「センター担」という一種の病気を患っているので、Sexy Zoneのセンター、ひいてはジャニーズの宿命付けられたセンターである「佐藤勝利」くん(以後しょりたん)が真ん中で歌っているということがある意味私の中でSexy ZoneSexy Zoneたらしめている。そんなSexy Zoneの象徴のしょりたんが「泣かせてごめんね 本当にごめんね 謝るしか今の自分には出来ない」と歌うこの楽曲は胸がしめつけられ、その後の「真冬の寒さは僕らが消すから」の絶妙にかすれた歌声を聴いてしまうと、その儚さ、尊さに圧倒させられる。「生きてよ」を聴いたときにも感じた衝撃がずーんとずっと心の底にたまっている感じ。
本人が望んでも望まなくてか物心ついたころにはセンターにいたしょりたんの真っすぐな飾らない言葉がきけるこの世界は最高だな…。話を戻して楽曲のことを言うと、サビで3音とんとんとんと奏でられるメロディーとしょりたんのハスキーボイスがマッチしていて、寒空に浮かぶ白い息遣いみたいなものまで感じられてすごくすきだ。とにかくしょりたんの書く歌詞は、しょりたんの歌う歌はいつだって真っすぐだ。

8.Sweety Girl
しょりたんの曲が冬→春の曲だとしたらこの曲は桜が舞う春ど真ん中な曲。マリウスのあまい歌声と松島くんの透明でまっすぐな歌声が本当にかわいい。「君は僕のもの 大好きがとまらないんだ」のマリウスの歌い回しが超すき…マリウスは印象的に歌うのがうまいなあ……。かわいい楽曲にかわいい歌詞が続くのだけど、「他の誰にもキミを奪わせないから」「絶対にキミを落としたい」「帰さない」なんて結構強気なこと言っているのがまたギャップがあってよいなあ。

9.Make my day
三浦徳子節炸裂の歌詞。冒頭でも言っていたけど本当にアルバムの流れで聴くとすごく魅力が増すからすごい。初めからこの位置にはまるように作られていたみたいだ。黒崎くんのドラマで「黒を選ぶだろう それが大人の色さ」と流れたときはただただ白が不憫だと感じた思い出。映画の最後に流れたときはSexy Zone、天下をとらなければおかしいよ!とまで思ってしまったし、流れる場所によってすごく印象が変わる曲だなあと感じる。

10.誰にも解けないミステリー
アルバムの起承転結の転はここです!みたいな曲だ!と初めて通しで聴いたときに感じた。これも散々言われいるかと思うけど、土9そして学園ミステリ感満載の曲。私もセクゾの学園ミステリドラマに全力賛成!!すごく見たい!!!!できれば寮とかだとさらに最高。とにかくサビがすごく強い。なんだかんだ言ってこの曲がアルバムで一番聴いているかもしれない…聴きたくなるんだよ。

11.But...
菊池風磨菊池風磨によるTHE菊池風磨の曲という感じ。私は彼がどうしてこんなに赤西くんを意識しているのかは知らないのですがどうしてなんでしょうか?なぜか彼のことは素直に好きだというのははばかられるタイプなんですが(別に嫌いとかではないのですが)この曲普通にすきだから困る…。先日はお誕生日おめでとうございました。

12.Mr. Jealousy
中島くん、こんな歌い方もできるんだ!?というのが第一印象。はじくように力強く歌っているんだけど、その力強い歌唱の中に垣間見える少年性がたまりません。声に幼さが残っているのがかわいい。まあ今はもはや黒崎くんのキャラソンにしか聴こえなくなってしまった。これも中島くんの思惑通りなんだろうな?今日もエンターテインメントをありがとう。

13.Easy come! Easy go! Easy love!
またきた大好きなやつ〜!!!!生音!ブラス!!そしてそれを彩る擬音の数々!!!このキラキラがセクゾなんだな〜とただただ納得する。「みるみるうちに 宇宙船 アオアオ映し出すよ ユニバース」という聡マリパートがちょっと最高すぎない????このアルバムとにかくマリウスパートが私の心を鷲掴んでいく。

14.カラフル Eyes
本格的に私がセクゾに落ちるきっかけとなった曲。シングル出たときは狂ったように聴いていた。とにかくバックの音がよい。ちゃちゃちゃがサビの強いキャッチーな曲だとしたらこの曲はずーっと永遠に噛み締められるスルメ曲。楽曲大賞のときも言いましたが、とにかくおしゃれで楽器の生音と音遊びした歌詞、メンバーの声が心地よく響く聴いていてめちゃめちゃ楽しい一曲。終盤の畳み掛けるラップセリフ転調の流れももう完璧です。Easy come! Easy go! Easy love!でだいすきってなってたらさらにだいすきな曲がくるの本当に幸せすぎるんだけど言葉で表現できなくてくやしい。

15.フレンド
「やわらかく そっと ぎゅっと」というフレーズが印象的でかわいらしい曲。フレンズというタイトルでしょりたんパートから入るのがもう最高しかない。しょりたん→マリウスの歌割の流れがかわいいしかなくてびっくりする…。かわいいのに、いや、かわいいからからこそこの時が終わらないで〜ってすごく切なくなってしまう曲。「やっぱり君じゃなくちゃ、永遠のベストフレンド」そして私はしょりたんと岸くんに想いを馳せる。

16.無邪気な時間は過ぎやすく
清く正しいアイドル歌謡。「会いたくなる」「切なくなる」「君の声を聞きたくなる」そして「この胸を今 たまらなくする」畳み掛ける韻を踏んだサビがすごく心地いい。カラフルEyesの歌詞の音遊びもすごく好きなんだけど、これも同じくらい好きだなあ。と思ったら作詞どちらも久保田洋司。そっか私久保田洋司の歌詞すきなんだな……(今更認識する)

初回盤しかまだもっていないので今回はこれにて。
そういえばはじめてアルバム全曲の感想書いたということに気がついた。キスマイのアルバムレビューしていなかったんだなあ。
あと楽曲に満足しすぎて特典DVDまだみていないことにも気がついたので次の休みにでも見てみようと思います。黒崎くんに続き長文の感想を連ねてしまって自分がセクゾ担だと錯覚してしまうな?いやもうすでにセクゾ担なのかもな……??
あとお気づきかもしれませんが、セクゾ聴いている人にハロプロの特にJuice=Juiceとハロプロ研修生のアルバムを聴いてほしすぎて、あえて盛り込んでしまったことを最後に告白いたします。(セクゾすきな人は本当にすきだと思う…聴いてほしい……)